タイガース、主砲カブレラと史上最高額で契約延長
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【3月29日 AFP】米メディアは28日、米大リーグ(MLB)のデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)が、主砲ミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)との契約を8年延長し、史上最高となる総額2億9200万ドル(約300億円)で同選手が2023年まで残留すると報じた。
タイガースの球団社長兼GMのデーブ・ドンブロウスキ(Dave Dombrowski)氏は、「チームにスター選手がいるのであれば、1年ではなく2年契約を結ぼうとするほうが、より賢明だ」とコメントしている。
「まず1年が過ぎると、選手のなかでフリーエージェント(FA)の誘惑が非常に大きく占めるようになる」
「そして選手には市場価値という圧力が加わる」と語ったドンブロウスキ氏は、カブレラをチームに留める「最適な時期」だと考えたとつけ加えた。
タイガースは金銭面の条件を明らかにはしていないものの、複数のメディアが伝えたところによると、延長期間には2億4800万ドル(約255億円)がつぎ込まれたとしている。
カブレラは現在残っている4400万ドル(約45億円)の2年契約に加え、今後10年間で総額2億9200万ドルを稼ぐことになる。
この契約はMLB史上最高額を記録し、2007年にアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)がサインした10年総額2億7500万ドルを上回る。
カブレラは28日、「デトロイト(Detroit)に来て以来、家族も自分も球団から素晴らしい待遇を受けている」とコメントした。
2003年に20歳で当時のフロリダ・マーリンズ(Florida Marlins)でメジャーデビューを果たし、同年にチームのワールドシリーズ制覇に貢献したベネズエラ出身のカブレラは、「偉大なデトロイト市と素晴らしいファンとともに、引き続きこれから何年も過ごせることになって興奮している」と語っている。