【3月26日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)準々決勝で日本と対戦するチェコ代表は25日、国内ランク1位のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych)を欠く中、ルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)とラデク・ステパネク(Radek Stepanek)をメンバーに選出した。

 チェコ代表には、世界ランク38位のロソルと同49位のステパネクのほか、同73位のイリ・ベセリ(Jiri Vesely)と同115位のヤン・ハジェク(Jan Hajek)が入り、東京の有明コロシアム(Ariake Coliseum)で4月4日から6日に行われる日本戦に臨む。

 ステパネクとともに、2012年からデビスカップ2連覇を果たしているチェコ代表をけん引してきた世界ランク7位のベルディハは、2月のワールドグループ1回戦でオランダを下した直後に準々決勝欠場を表明した。

 チェコを率いるヤロスラフ・ナブラチル(Jaroslav Navratil)監督は、自国代表チームのフェイスブック(Facebook)上で、今回選出された4人の選手とベルディハを除き、「事実上ほかには選手がいない」ことを明かしている。

 ナブラチル監督は、「選手たちは今年の初めから調子を上げている」と話しており、ロソルが日本戦でナンバーワンになると示唆しながらも、状況は世界ランク21位の錦織圭(Kei Nishikori)の出方次第で変わるとしている。

「重要なのは、初日に1勝1敗に持ち込むことだ。ここで、土曜日(2日目)のダブルスが勝利への鍵になる」

 ダブルスで世界ランク8位のステパネクは、ベルディハとともに出場したデビスカップのダブルス16試合で、わずか1度しか敗戦を経験していない。

 ステパネクは日本戦で、同59位のロソルと組むことになる可能性が高い。(c)AFP