【3月25日 AFP】(一部更新、写真追加)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で25日、旧支配勢力タリバン(Taliban)の戦闘員らが独立選挙委員会(Independent Election CommissionIEC)の事務所を襲撃し、警察官ら5人が殺害された。

 タリバンは4月5日に予定されている大統領選を暴力によって阻止すると宣言しており、戦闘員らに対し、投票所のスタッフや有権者、治安部隊を標的とした攻撃を呼び掛けている。

 カブール西部のダルラマン(Darulaman)地区にある独立選挙委員会の事務所で起きた襲撃事件では、治安部隊と武装勢力との戦闘が4時間以上に及び、警察官2人と地方議会の議員候補1人を含む5人が死亡した。

 また、アフガニスタン内務省のセディク・サディキ(Sediq Sediqqi)報道官によると、治安部隊は武装勢力の戦闘員5人を殺害した。

 同国ではこのほか、北部のクンドゥズ(Kunduz)州で起きた自爆攻撃、東部クナル(Kunar)州での銀行を狙った攻撃で、それぞれ5人が死亡。同日の死者数は計15人に上った。(c)AFP/Emal HAIDARY