【3月24日 AFP】(一部更新)台湾の警察は24日未明、台湾が中国と締結した「サービス貿易協定」に反対して台北(Taipei)の行政院(内閣)の建物を占拠したデモ隊を強制排除するため、放水砲を使用した。

 台北警察によると、強制排除には計1000人の警官が動員され、32人が身柄を拘束された。警官隊は盾を使って群集を押し戻し、一方のデモ隊側は、警官隊のバトンを奪おうとしたり、ペットボトルで殴りかかったりした。

 台湾のテレビ局TVBSは、この衝突により約120人が負傷したと伝えたが、警察はこの負傷者数を確認できないとしている。国立台湾大学付属病院(National Taiwan University Hospital)は、23日夜から現在までに警官を含む57人を治療したと伝えている。(c)AFP