混乱は18日、学生を中心とした約200人が警察の警備網を破って立法院(国会)を占拠したことから始まった。

 馬総統は23日、学生らによる議場占拠を「違法行為」と非難する声明を発表。貿易に依存している台湾は、中国と貿易関係を結ばなければ、新興諸経済が台頭するアジア地域で取り残されてしまうとして、サービス貿易協定の必要性を訴えた。

 協定は、1949年の断絶以来、初めて中国と台湾の間でサービス分野における交易への道を開くもの。だが反対派は、台湾経済に打撃となるうえ中国から政治的な圧力を受けると懸念を示している。(c)AFP/Benjamin YEH