【3月21日 AFP】米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)の警察当局は20日、不衛生な家屋に監禁されていた不法移民とみられる100人以上を救出したと発表した。

 保護されたのは男性94人、女性14人、子ども2人で、1人は妊婦。ドアに鍵のかかった寝室2室の平屋の中に押し込められており、いずれも衰弱して空腹状態にあったが、見たところ大きなけがはしていないという。

 ヒューストン警察のジョン・キャノン(John Cannon)氏は「密入国あっせんの典型的な特徴がある。人々が動物のように扱われている」と記者団に語った。

 警察は、密入国あっせんの疑いで5人を逮捕した。現在、保護された人々の調査を連邦入国管理当局が行っているという。

 地元メディアによると、監禁されていた期間は数日間~数週間とみられ、男性は脱走を阻止するため下着姿にさせられていた。保護された人々は強制送還される可能性が高いという。

 メキシコ外務省は、保護された中の8人はメキシコ国籍で、うち3人は未成年だったと発表した。