【3月21日 AFP】ドイツの女子アルペンスキー選手で、五輪通算3個の金メダルを獲得したマリア・ヘッフル・リーシュ(Maria Hoefl-Riesch)が20日、現役引退を表明した。

 今季はけがに悩まされたヘッフル・リーシュは、最後のシーズンとなったW杯で総合優勝は逃したものの、滑降の種目別優勝を果たしていた。

 29歳になるヘッフル・リーシュは、スイスのレンツェルハイド(Lenzerheide)で行われたW杯女子滑降の最終戦で転倒したことを受け、引退を決めた。その際の負傷で、ヘッフル・リーシュは今季のW杯総合優勝の可能性も絶たれていた。

 ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヘン(Garmisch-Partenkirchen)出身のヘッフル・リーシュは、「難しいことでしたが、正しい決断をしたと思っています」と語った。

「今年は(ソチ冬季五輪の金メダルという)最終目標に向けてすべてをささげてきました。その最高に美しい夢がもう一度現実になった今、立ち止まる時が来ました」

 世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships)を2度制し、W杯では友人でライバルのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)とともに主役の1人となってきたヘッフル・リーシュは、2月のソチ五輪のアルペン複合で、同種目では自身2度目となる金メダルに輝き、スーパー大回転でも銀メダルを獲得していた。

バンクーバー冬季五輪でスーパー複合の自身1つ目、さらに回転の金メダルを獲得したヘッフル・リーシュは、W杯で通算27勝、2011年の総合優勝、世界選手権の4つの銅メダルという成績を残して現役を退く。(c)AFP