米ミスティーンらへの「性的脅迫」、20歳学生収監される
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【3月18日 AFP】ミス・ティーンUSA(Miss Teen USA)を含む100人以上の女性のインターネット・アカウントをハッキングし、ヌード写真を公表されたくなければ要求に応じるよう脅した19歳の米男子学生が17日、禁錮18月の刑に服すために収監された。
ジャレド・ジェームズ・エーブラハムズ(Jared James Abrahams)被告(20)は昨年9月、いわゆる「セックストーション」(「sex、性的な」と「extortion、脅迫」を合わせた造語)犯罪について捜査していた米連邦捜査局(FBI)に犯行を認め、司法取引に応じていた。
今回の事件の被害者の居住地は、米国以外にカナダやモルドバ、ロシアにも広がっていた。最も著名だった被害者は、昨年8月にミス・ティーンUSAに選ばれたキャシディー・ウォルフ(Cassidy Wolf)さんで、ウォルフさんと被告は2012年までカリフォルニア(California)州テメキュラ(Temecula)の同じ高校に通っていた。
エーブラハムズ被告は150以上のオンラインアカウントをハッキングし、被害者たちをスカイプ(Skype)でのやりとりに強制的に応じさせ、その中で10代の少女2人に服を脱がせた。またウェブカメラで、女性たちのヌードを含む写真を撮影し、10代後半から20歳前半の少なくとも12人の女性たちを脅迫した。
検察は今回の事件について「デジタル端末や電子メール、ソーシャルメディアのアカウントに、人々の日常生活の非常にプライベートな部分が含まれるようになっている現在、こうした種類のハッキングや脅迫の影響は深刻さを増している。こうした犯罪行為は時に被害者、特に自分の名誉を挽回することは不可能だと感じてしまうような傷つきやすい被害者たちの人生を変えてしまいかねない」と警告している。(c)AFP