【3月18日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)で大気汚染対策として17日に実施された自動車運転規制は、一定の成果がみられたために翌日は行われない見通しとなった。フィリップ・マルタン(Philippe Martin)エコロジー相が発表した。

 パリと周辺の22地区では同日、ナンバーの末尾が偶数の車両の通行が禁止され、違反した者には即金で22ユーロ(約3100円)あるいは3日以内に35ユーロ(約4900円)の支払いが科された。

 同エコロジー相は「市内を走る車の90%が奇数ナンバーだった」と述べ、市民の協力に感謝の意を表明。パリ市警によると、規制に従わずに罰金処分を受けたドライバーは、同日昼までに4000人近くに上ったという。(c)AFP/Abhik CHANDA