【3月18日 AFP】イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のオーナーで会長を務めるシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)氏が17日、解任のうわさが取りざたされているクラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)監督を擁護した。

 ミランは、ホームで行われた16日のパルマ(Parma FC)戦で、試合開始から10分経たないうちにGKのクリスティアン・アッビアーティ(Christian Abbiati)が退場となったことで10人での戦いを余儀なくされると、最後はパルマに2-4で敗れ、3連敗を喫した。

 この結果、リーグ12位に転落したミランは、首位ユベントス(Juventus)に勝ち点40差をつけられ、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)出場権が与えられる5位インテル(Inter Milan)とは同12差となっている。

 メディアは17日、今年1月にマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)前監督から低迷するチームを引き継いだセードルフ監督に対し、ミランの我慢が限界に達したと報じていた。

 しかしながら、元イタリア首相のベルルスコーニ会長は「セードルフ監督は議題に上がっていない。彼は来季も監督を続ける」とコメントした。

 セードルフ監督が指揮を執った9試合で4敗目を喫したことを受け、本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)では不満を爆発させたファンが抗議を行う事態にまで発展し、セードルフ監督をはじめ、カカ(Kaka)、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)を含めた主力選手が話し合いに応じた。

 ファンと話し合ったセードルフ監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して楽観的な感想を語っている。

「微妙な状況だが、話し合いは平和的だった。クラブに近しいファンには、試合前、試合中、試合後にその気持ちを表現する権利がある」

 セードルフ監督は先日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)決勝トーナメント1回戦でアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に2試合合計スコア1-5で敗れ、アレグリ前監督から「低迷する」チームを受け継いだことに不満を述べていた。

 来季のヨーロッパリーグ出場権を確保するリーグ5位に入ることがほぼ絶望的となった状況のなかで、37歳のセードルフ監督は、成功を積み重ねた2002年から2012年の10年間を過ごしてきたミランに、すべてをささげる意欲を示した。

「私は、クラブ、そして選手を徹底的に守る」

「先のことを前向きに捉えていかなければならない。全力で仕事を続け、細かいところにはもう少し注意を払うべきだ。そして、このネガティブな悪循環から抜け出さなければならない」

 ミランの次戦は23日に行われ、ヨーロッパリーグ出場権を争うラツィオ(SS Lazio)とアウェーで対戦する。(c)AFP