【3月16日 AFP】13-14ドイツ・ブンデスリーガ1部は15日、第25節の試合が行われ、首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が2-1でバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝利し、2位との勝ち点差を23に広げた。

 ホームでレバークーゼンを下したバイエルンは、早ければ次節にもリーグ優勝を決めることができる。

 バイエルンが22日に行われる次節のマインツ05(Mainz 05)戦に勝利し、ライバルのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とシャルケ04(Schalke04)が引き分け以下に終われば、24回目のリーグ優勝が確定する。

 マリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)とバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)が得点を記録したバイエルンは、リーグ戦17連勝を飾り、無敗記録も50試合まで伸ばした。

 一方、レバークーゼンは試合終了間際に元ドイツ代表のステファン・キースリング(Stefan Kiessling)が1点を返すのがやっとだった。

 バイエルンはウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長が脱税の罪で有罪判決を受け、その翌日に辞職を表明するなど、クラブ史に残る激動の一週間を勝利で締めくくった。

 ヘーネス氏は2850万ユーロ(約40億円)におよぶ所得を隠していたとして、ミュンヘン(Munich)地方裁判所から禁錮3年6月の判決を言い渡されていた。

 試合が行われた本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)にヘーネス氏の姿はなく、テレビでは空席となったカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長の隣の席が映し出され、サポーターもいくつかの横断幕を掲げていた。

 2012年10月の試合で、ドイツ国内のクラブとしては最後にバイエルンから勝利を収めているレバークーゼンだが、サミ・ヒーピア(Sami Hyypia)監督が率いるチームは最後まで主導権を握れず、公式戦最近8試合で7敗目を喫した。

 14日の試合でオランダ代表ストライカーのクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)が2得点を挙げる活躍をみせたシャルケは、FCアウクスブルク(FC Augsburg)に2-1で勝利しており、レバークーゼンに代わってリーグ3位に浮上していた。(c)AFP/Ryland JAMES