【3月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は14日、ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が残留する意思を示唆したことについて、喜んでいることを明らかにした。

 昨季終了後にアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏からモーイズ監督がクラブを引き継いで以降、ファン・ペルシーはその去就が取りざたされるようになっていた。

 オランダ代表ストライカーのファン・ペルシーが、クラブの練習方法に不満を持っているとの憶測が流れた際には、オランダ国内で同選手の精神状態を不安視する声もあった。

 ユナイテッドは現在リーグ戦で6位につけ、首位チェルシー(Chelsea)と勝ち点18差、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)出場圏内である4位に勝ち点9差をつけられているが、モイーズ監督はファン・ペルシーとの間にこれまで問題が起きたことはないとしていた。

 30歳のファン・ペルシーはユナイテッドでの将来を見据えており、13日には2016年に満了を迎える現在の契約を延長する意向を示唆している。

 モイーズ監督は14日の会見で、報道陣に対して「私は以前から彼は残留すると述べてきたが、君たちは私の話とは違うことを書きたかったのだろう」と語った。

「私の言葉を信じられないなんて困ったものだ。ロビンはここで満足しているし、私もそれを喜んでいる」

「彼のコメントについては知らなかったが、われわれはその発言をそのまま受け取っておこう。彼の契約はあと2年残っており、あとはクラブが検討することだ」

「私がいつも言っていることだが、われわれにはウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)とロビンという2人の優れたフォワードを擁している。両者とも試合を決められる実力を備えている」

「一人はイングランド代表、もう一人はオランダ代表で中心を担っており、世界中のクラブがチームに迎え入れたいと思うほどの選手だ」

「そんな2人がいることをとても嬉しく思っているし、さらに重要なことは、両者ともマンチェスター・ユナイテッドの選手でいたいと示していることだ」