フェデラー、「オンコート・コーチング」に異論
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「ガールフレンドが、両親と一緒に歩いているようなものだ。それは困ったことだよ」と述べたフェデラーは、自動ライン判定システム「ホークアイ(Hawkeye)」が導入された時も、慎重な姿勢を見せていた。
「オンコート・コーチング」について話題になったのは、この日行われたフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)とスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)の女子シングルス準々決勝で、ペネッタが5-4とリードした際のチェンジエンドでコーチを呼び会話したあと、3ゲームを落としてセットを奪われた結果を受けてのことだった。
フェデラーは笑顔で、「明らかにコーチがきたあとからゲームを連続で失った。そんなのは無駄なことだ」と述べた。
しかしながら、フェデラーの見解の主旨は、個々の実力で戦ってこそテニスが面白くなると信じているということだ。
フェデラーは、「自分自身を見極めることが素晴らしい」と述べ、「コーチの姿を見れば安心するし助けになるが、それ以外はテニスというものは、コーチングが必要ない独特なスポーツの1つであるべきなんだ」と語った。(c)AFP