【3月12日 AFP】妊娠中の女性の禁煙にニコチンパッチが効果がないとする研究が、12日の英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical JournalBMJ)に掲載された。

 フランスの研究チームは、1日5本以上たばこを吸う女性400人にニコチンパッチとダミーのプラシーボ(偽薬)のいずれかを提供した。

 結果、ニコチンパッチを与えられたグループではわずか11人(5.5%)しか出産時までに禁煙に成功しなかった。一方ダミーのプラシーボを与えられたグループでも10人(5.1%)が出産時までに禁煙に成功した。

 赤ちゃんの出産体重の平均は両グループでほぼ同じだった。だが血圧については、ニコチンパッチを使用したグループの方が大幅に高かった。

 パリ(Paris)のピティエサルペトリエール大学病院(Pitie-Salpetriere University Hospital)の薬理学者、イバン・ベルリン(Ivan Berlin)氏率いる研究チームは結果に落胆したと述べている。

 この結果について研究チームは、妊娠中の女性の禁煙を支援するはずの薬剤に効果がみられず、カウンセラーや禁煙グループなどによる「行動支援」が依然として極めて重要であることが示されたと結論づけている。(c)AFP