■絶好調の王者バイエルン

 一方、好調バイエルンにけが人の不安はまったくなく、8日のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)戦ではフランスのフランク・リベリ(Franck Ribery)、スイスのシェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)、ドイツのトマス・ミュラー(Thomas Mueller)といった各国代表の主力が復帰を果たし、試合は6-1で大勝した。

 復帰した3人がそろって得点を決め、さらにマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)も交代出場から2得点を挙げたボルフスブルク戦で、バイエルンは後半の17分間だけで5得点を記録している。

 昨季のドイツ・ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)、ドイツカップ(German Cup 2012-13)を制してクラブ史上初のトレブル(3冠)を達成したバイエルンは、今季も記録をにぎわせている。

 ボルフスブルク戦の勝利で、バイエルンはリーグ戦16連勝を記録し、自らが2005年に作った15連勝の記録を更新するとともに、2位に勝ち点20差をつけた。

 またリーグ戦無敗記録は49試合まで伸び、アーセナルがイングランド・プレミアリーグで2004年に、ユベントス(Juventus)がイタリア・セリエAで2011年から12年にかけて達成した記録に並んだ。

 欧州の主要リーグでこれ以上の記録を保持しているのは、1991年から93年にかけてセリエAで58戦無敗を達成したACミラン(AC Milan)だけとなっている。

 リーグ戦24試合を終えて22勝を挙げているバイエルンは、ここまでリーグで勝ち点をわずかに4しか落としていないが、チャンピオンズリーグのグループリーグでは、12月に本拠地でマンチェスター・シティ(Manchester City)に2-3の敗戦を喫しており、アーセナルにとってはそれが手掛かりとなる。

 ボルフスブルクを一蹴したにもかかわらず、バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、ボルフスブルク戦の前半のように相手にチャンスを与えることをアーセナル戦で許してはならないと語っている。

 ボルフスブルク戦ではバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)を温存したグアルディオラ監督は、「アーセナルにあまりにポゼッションを譲ってしまうと、われわれにとっては大きな大きな問題が生じる」と語った。

「われわれがボールをキープすれば、準々決勝に進めるだろう。アーセナルがボールを支配すれば、向こうが突破することになる」

(c)AFP/Ryland JAMES