ビットコインの今後は?最大の取引所「MtGox」が取引中断
このニュースをシェア

■新たな取引所設立か、強気の投資家も
ビットコインを支持する人たちは、ビットコインは金銭的な価値の保存や譲渡が匿名で効率的にできる手段であり、特定国家の存続可能性にその価値を依存しているあらゆる通貨に内在するリスクを回避可能であると主張している。
米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)によれば、MtGoxが取引を中断した中、オルタナティブ投資(代替投資)を専門とする米企業セカンドマーケット・ホールディングス(SecondMarket Holdings)は、新たなビットコイン取引所を設立する準備を進めている。
MtGoxが使用できなくなってから数時間後に「サイトとユーザーを保護するために全ての取引を一時停止する判断が下された」と発表されたことを受け、ビットコインの取引価格は安定した。
一部報道ではMtGoxのコンピューターコードの中にMtGoxの所有者が変わることを示唆する内容があったと伝えられている。またインターネットでは、MtGoxが早ければ4月にも「Gox」と名称を変えて再開されるという内容のMtGoxから流出したとされる文書も出回っている。
ビットコインに投資しているベンチャーキャピタリストのフレッド・ウィルソン(Fred Wilson)氏は、25日にビットコインの価格が下落した際、ビットコインを買い足したと語った。
「世界規模の金融分散ネットワークの素晴らしいところは、ノードの1つがダウンしても、システム全体としてはダウンしないことだ」とウィルソン氏はブログで述べた。「私はどの市場でも『街に血が流れているときが買い時』という方針にいつも満足している。私が最も好む買い時だ」(c)AFP/Rob Lever