【2月25日 AFP】13-14イタリア・セリエAは24日、第25節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)はジェノア(Genoa CFC)と1-1で引き分けた。

 前半18分にマレク・ハムシク(Marek Hamsik)のスルーパスからゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)が先制点を挙げたナポリは、そのまま勝ち点3を手にするかのようにみえた。

 しかし、ナポリは試合終盤にドリース・メルテンス(Dries Mertens)がファウルを犯して警告を受けると、ジェノアはエマヌエレ・カライオ(Emanuele Calaio)が直接FKを決められ、最後までリードを守ることができなかった。

 約30メートルの距離からカライオが直接狙ったFKは、曲がりながら壁の上を越えるとポストに当たってゴールに入り、ナポリのGKホセ・マヌエル・レイナ(Jose Manuel Reina)は反応することができなかった。

 ゴールを決めたカライオはチームメートから祝福を受けたものの、ナポリからジェノアに期限付きで加入していることもあり、喜ぶ様子をみせることはなかった。

 カライオは試合後、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「得点を挙げたくなかった唯一のスタジアムでゴールを決めた。だけどそれは美しいゴールだった」とコメントした。

「長い間ここで過ごしたので、(ナポリの本拠地)スタディオ・サン・パオロ(Stadio San Paolo)で得点を挙げたことを申し訳なく思っている。だけど、チャンスを与えられている以上、僕は進歩すべきだし、このシャツを守らなければならない」

「僕のキャリアで直接FKを決めたのは3回目だ。だけど今回は特別だった」

 ナポリは2位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差を4まで縮めるチャンスだったが、引き分けたことでその差は6となった。(c)AFP/Justin Davis