■ソチ五輪組織委員会長「最高の五輪だった」

 そして五輪旗が次の開催地である韓国の平昌(Pyeongchang)へ手渡されると、ソチ五輪組織委員会のドミトリー・チェルニシェンコ(Dmitry Chernyshenko)会長は今大会を「われわれの歴史で最高の瞬間」と振り返った。

「ロシアの新しい幕開けだ。われわれにとって、今大会は最高の五輪だった」

 最後は、1980年のモスクワ夏季五輪で親しまれた懐かしのマスコット、巨大なホッキョクグマのミーシャ(Misha)が聖火を吹き消した。

 ソプラノ歌手として名高いヒブラ・ゲルズマーワ(Hibla Gerzmava)が夢の船「スプリングメーカー(Springmaker)」に乗って登場すると、天井から黄色の花びらがシャワーのように降り注ぎ、地上では子供たちが群れをなして黄色いミモザの花畑を作った。

 五輪公園(Olympic Park)の上空で花火が揚がり五輪の幕が華々しく下りると、大勢のボランティアと選手がフロアに降りてロシア語で「だれ」という意味の人気プロデューサー、DJクトー(DJ Kto)の音楽に合わせ盛り上がった。

 選手たちが会場を後にすると、ソチのパーティーはいよいよお開きになった。(c)AFP/John WEAVER