決勝の結果は21日付の韓国各紙には間に合わなかったが、インターネット上のニュースサイトには、金妍児を「女王」とあがめる、おなじみの韓国国民から、優勝を奪われた怒りのコメントがあふれ返った。

 韓国の日刊紙スポーツ朝鮮(Sports Chosun)の電子版は、バランスを取った記事を配信したが、それに対して公平には程遠いというコメントが殺到した。

 夢破れた金妍児のファンの1人は、「おめでとう、ロシア!貴国は史上最高に腐敗した五輪を開催した。誇りに思うべきだ」と記した。

 ツイッター(Twitter)アカウントにも、ユーザーから似たような感情的な声が上がっていたが、大半は金妍児に対する慰めと、同選手が祖国にもたらした偉業のすべてに感謝を示すものだった。

 あるアカウントはこうつぶやいた。

「私は次のような結論に達した。ソトニコワの金メダルはロシアから与えられたもので、金妍児のメダルは、残りの国々から与えられたものだ」

(c)AFP