竹内が難病告白、ジャンプ団体で奇跡の銅メダル
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■試練を乗り越えた竹内をチームメートも称える
チームメートも竹内を称えた。
伊東大貴(Daiki Ito)は竹内について、「トップまではい上がった、本当に強い人」と述べた。
「彼の家族や周りの人の支えが素晴らしかった。自分は部外者でしたが、伝わってきました。入院して治療を受けることになったときも、ソチには戻ると言っていた」
チーム全員が尊敬していると竹内が話しているベテランの葛西紀明(Noriaki Kasai)にとって、最後に見せた大ジャンプは竹内への思いでもあった。
「択が一番つらいと分かっていたので、病気のことを考えると感極まって僕も涙が出ることがあった。だから、どうしてもメダルをとらせたかったんです」
竹内にとって、日本がスキージャンプで1998年の長野五輪以来のメダルを獲得できたことは、自分以外にも大きな意味があるという。
「同じ病気で闘病生活を送る人がたくさんいる。あきらめないで頑張ればメダルが取れるんだ、と病気で苦しむ人に伝えたい」
熱のこもったメッセージを送った竹内は「この病気と闘う人が回復することを願います」と締めくくった。(c)AFP/Sim Sim WISSGOTT