竹内が難病告白、ジャンプ団体で奇跡の銅メダル
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■竹内、入院中も「五輪に出たかった」
入院中、五輪へ出場するという竹内の気持ちは揺るがなかったという。
「病気について聞いたとき、一瞬考えた。でも、本当に五輪に出たかった。入院中その気持ちがずっとあって、家族や自分を支えてくれた人たちはそれを知っていた」
竹内は「普通ならば、やめていたでしょうね」としながらも、家族が背中を押してくれたおかげで、目の前の目標に向かって進むことができたと涙を流した。
「父は励ましながら、お前ならできると言ってくれた。母は心配しながらも、自分を支えてくれた」
「父は(2013年12月にノルウェーの)リレハンメル(Lillehammer)で2位に入った試合の表彰台での写真を引き伸ばした。胸に『金』の文字を書いて病室に持ってきたんです」
「すごい写真でした。メダルのような金色の紙が貼ってあって、それを見るとソチ(Sochi)に行ける気がした」
病気により、体重が激減したという竹内は「もはや自分にはみえなかった。でも、メダルが欲しいという気持ちがあって、その気持ちは入院中も消えなかった」と話す。
「いつもプラスに考えて、ソチに来られた。100パーセントの状態ではなかったけれど、ベストのコンディションではないなかで一番良いジャンプをすることを考えていました」