【2月17日 AFP】ソチ冬季五輪は16日、スピードスケート女子1500メートル決勝が行われ、オランダのヨリエン・テルモルス(Jorien ter Mors)が五輪記録の1分53秒51で金メダルを獲得した。

 女子1500メートルはオランダ勢が4位までを独占し、ソチ五輪でのスピードスケートの覇権をさらにゆるぎないものにした。

 会場のアドレル・アリーナ(Adler arena)をオレンジに染め上げているオランダは、ここまで全24個のメダル中15個、8個の金メダルのうち5個をスピードスケートで獲得し、他国を日陰に追いやっている。

 9組目で登場したテルモルスが、それまで最速だったオリガ・ファトクーリナ(Olga Fatkulina、ロシア)よりも約4.5秒速い五輪記録をマークすると、これを上回る選手は最後まで現れなかった。

 9組を残してトップに立った24歳のテルモルスは、ライバルたちが自身のタイムを追うのをしばらく気をもみながら見つめた。

 そして最後の選手がフィニッシュラインを通過すると、今大会のショートトラックにも出場している女王は腕を突き上げて勝利を喜び、感情を爆発させた。

 前回金メダリストで、今大会もすでに3000メートルで金、1000メートルで銀を獲得しているイレイン・ブスト(Ireen Wust)が0秒58差で銀メダル、ロッテ・ファン・ビィーク(Lotte van Beek)が銅メダルを獲得した。

 4位にはマリット・レーンストラ(Marrit Leenstra)が入り、オランダ勢がこの種目を支配した。(c)AFP