【2月16日 AFP】インドネシア・バリ(Bali)島の沖合で14日にスキューバダイビング中に行方不明になった日本人7人の捜索活動は16日も行われている。在デンパサール日本総領事館の安江勝信(Yasue Katsunobu)首席領事が語った。

 行方不明になっているのは旅行者5人とインストラクター2人で、全員女性。14日午後にバリ島に近いレンボンガン島(Nusa Lembongan)沖で、この日3度目のダイビング中に行方が分からなくなったため、地元のダイビングショップ「イエロースクーバ(Yellow Scuba)」が手配したボートの船長が警察に通報した。

 現地時間15日午前6時(日本時間同7時)から、現地の捜索救助当局や海洋警察が船舶やヘリコプターを出して現場海域の捜索に乗り出したものの、豪雨が降り始めるなど天候が悪化したため、捜索は午後3時(日本時間同4時)でいったん打ち切られたという。

 現地の捜索救助当局者によると、16日は早朝から当局の船舶7隻とヘリコプター1機が参加して15日より捜索範囲を広げて7人を捜している。捜索救助当局の約100人と海洋警察の人員に加え、海軍、地元の漁師、日本とインドネシアのダイビングインストラクターたちも捜索に加わっているという。

 バリ島の雨期は約半年続き、午後に豪雨となる場合が多い。レンボンガン島はスキューバダイビングの人気スポットで、豊かな海洋生態系で広く知られているサンゴ礁海域「コーラル・トライアングル(Coral Triangle)」の一角を占めている。(c)AFP/Putra Wicaksana