しかしストフは、葛西がなぜここまで現役にこだわってきたのか理解できると語っている。

「もちろん理解できるよ。これは彼の夢で、そして今回のメダルで実現したんだから」

「僕もうれしいし、おめでとうと言いたい。ついに望んでいたものを手に入れたんだからね。ノリアキは偉大な男で、偉大なチャレンジャーだ。これからの幸運を祈っている」

「彼のような選手と競い合うのはいつだって名誉なことだし、今こうして(メダリストとして)隣にいられるのは喜びだ」

 ところが葛西の方には、今すぐビーチでのんびりしようという計画はなく、自分は一番夢中になれるものをやっているのだと話している。

「今やっているこのスポーツは、僕にとって一番好きなことです。ジャンプは僕のすべてで、世界そのものです。もちろんあったかい国へ行って人生を楽しみたいとは思うけど、今は本当にスキージャンプが楽しいんです」

「これが僕の人生で、競技をずっと続けるのが自分のしたいことです。メダルをどんどん勝ち取るのが僕の望み。だから続けます」