羽生、フィギュアで日本男子初金メダルの快挙
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演技終了後のインタビューで、羽生は息を切らしながら次のようにコメントした。
「緊張しました。すみません。やっぱり五輪ってすごいなと思った」
アイスバーグ・スケート・パレス(Iceberg Sports Palace)の観客の前で披露した映画『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』のテーマに乗せた演技の序盤、羽生は4回転サルコーで転倒し、続く3回転フリップも着氷に失敗。五輪の夢は途絶えたかと思われたが、その後4回転トーループを成功させた。
2011年3月の東日本大震災で大きな被害を受けた仙台出身の羽生は、「驚きました。言葉が見つかりません。難しいプログラムで、身体もあまり良い状態ではなかった。ただびっくりです。日本男子初の金メダルを誇らしく思います」とコメントした。
SPで歴代最高得点をたたき出して2位以下に3.93点差をつけた羽生は、転倒による2点の減点がありながらも178.64点を記録し、合計280.09点を獲得した。
日本人選手がフィギュアスケートで金メダルを獲得するのは、2006年トリノ冬季五輪女子シングルの荒川静香(Shizuka Arakawa)氏以来、2人目。