【2月14日 AFP】米国東部は13日、大雪と着氷性の雨を伴う嵐に見舞われた。各地で交通事故が多発した他、航空便の欠航も相次ぎ、数十万世帯が停電となった。

 首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)は深い雪で覆われ、連邦機関の多くが閉鎖となった。ニューヨーク(New York)市も大雪に見舞われており、13日夜にかけてさらに積雪が続くと予報されている。

 ニューヨークやアトランタ(Atlanta)の主要空港を含む各地の空港で空の便の欠航が相次ぎ、数千人の利用客が足止めされた。また、ジョージア(Georgia)、ノースカロライナ(North Carolina)、サウスカロライナ(South Carolina)の3州を中心に計80万の世帯と事業所が停電に見舞われた。

 今年に入ってから米東部の各州を襲っている一連の寒波や嵐を、主要テレビ局や気象予報士らは「スノーマゲドン」と呼んでいる。メディアによると、今回の嵐によって少なくとも11人が死亡した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、連邦政府が嵐対策を支援できるようにするため、ノースカロライナ州に続きジョージア州とサウスカロライナ州にも連邦非常事態を宣言した。(c)AFP