【2月12日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは11日、第26節の試合が各地で行われ、チェルシー(Chelsea)は1-1でウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)と引き分けた。

 WBAは、交代出場のヴィクトル・アニチェベ(Victor Anichebe)が終了間際に劇的な同点ゴールを決め、引き分けに持ち込んだ。一方リーグ首位のチェルシーは、2位との勝ち点差を4に広げられるはずが、最後でそれが2になった。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるチェルシーは、首位へ躍進する中でこのところチームの特徴となっていた、スムーズで破壊力あるプレーをほとんど出せなかったが、それでも前半ロスタイムのブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)の得点で先制し、いったんは敵地ザ・ホーソンズ(The Hawthorns)で勝利に近づいたかに見えた。

 ところが、モルガン・アマルフィタノ(Morgan Amalfitano)との交代でピッチに入ったアニチェベは、そうはさせまいと、投入から14分後の後半42分に同点のヘディングシュートを決め、チームを降格圏から脱出させる貴重な勝ち点1をもたらした。

 チェルシーが引き分けたことで、翌12日に試合を控えるアーセナル(Arsenal)とマンチェスター・シティ(Manchester City)には首位に立つチャンスが生まれた。

 一方ペペ・メル(Pepe Mel)新監督就任後、本拠地では3連続ドローに持ち込んでいるWBAにとっては、15日に行われる残留争いのライバル、フラム(Fulham)との1戦を前に、自信のつく結果となった。

 しかしながらWBAは、リーグ戦ここ16試合で1勝しか挙げることができていない。(c)AFP/Brendan McLoughlin