【2月12日 MODE PRESS】デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)は、自身にとって代表作といえる『ラップドレス』がこれまで脚光を浴びすぎてきたことで、ある種の苦労があったようだ。

 1974年の発表以来、世界中の女性たちから熱烈な支持を得ているラップドレスをダイアンは、他の作品がないがしろにされているような気分に時々陥っていたという。そのため、ラップドレス自体に、嫌気が差すことも多々あったという。

 しかし、現在、ロサンゼルス郡立美術館(Los Angeles County Museum of ArtLACMA)で40周年を記念して4月1日まで開催されている「Journey of a Dress」展を機に、ラップドレスに対して新しい視点を見いだすことができたようだ。


 「とてもおかしいですね。私は彼女(ラップドレス)から、人生の大半、子供の教育や家、お金に関するものすべてを与えてもらったのに、一度もそれに感謝したことがありませんでした。逆に、『何で皆いつもラップドレスの事しか話さないのかしら?ほかにも私のデザインしたものは沢山あるのに!』と苛立ったことさえありました。しかし、展覧会の準備をしているときに、ドレスが私から独立して命が吹き込まれた瞬間に気が付きました。敬意を表す時だとやっと理解しました」とダイアン。

「このドレスが何故こんなに長い間親しまれてきたのかは、言葉で説明できるものではありません。ロゴや、マーケティング戦略で説明がつくわけでもありません。ただ、この展示会で展示されているドレスは私の母、私自身、そして娘や孫娘たちが着たものです。そこに何か訴えかけるものがあると信じています」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS