【2月10日 AFP】ウクライナの首都キエフ(Kiev)で9日、欧州連合(EU)加盟を求める親欧米派およそ7万人がキエフ中心部に集まり、親ロシアのビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領追放の運動を決して断念しないと誓った。

 反政権派の指導者たちは、ウクライナとEUの色である青と黄色のリボンを付けたデモ参加者らを前に、ヤヌコビッチ大統領に親欧米派の新内閣任命を求める圧力を強めようと呼びかけた。

 死者が出た1月の混乱時に病院から拉致されたと報道された後、激しい暴行を生き延びた活動家のイゴール・ルツェンコ(Igor Lutsenko)氏は、「どんな誘拐や拷問も、何の成果も生んでいない」と語った。

 この日の抗議行動は昨年11月以降10回目の大規模なデモで、群衆の数は先週末の参加者数とほぼ同じだったが、暴力で数人の死者が出た1月末よりは著しく少なかった。(c)AFP/Marianne Barriaux