【2月2日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は1日、13シーズンの表彰を行い、デンバー・ブロンコス(Denver Broncos)のQBペイトン・マニング(Peyton Manning)が最優秀選手(MVP)賞を受賞した。

 第48回スーパーボウル(Super Bowl XLVIII)を翌日に控え、ブロンコスのマニングが史上最多5度目となるMVP獲得を果たした。

 今季、NFL記録を次々に書き替えた37歳のマニングは、全米メディアの投票で決まるAP通信(Associated Press)の最優秀選手賞で、50票中49票という圧倒的な票数を獲得した。残る1票は、ニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)のQBトム・ブレイディ(Tom Brady)に投じられた。

 今季のマニングは、1シーズンで過去最多となるパス獲得5477ヤード、タッチダウンパス成功55回を達成し、リーグ記録となる606得点を挙げたブロンコスのオフェンス陣をけん引した。

 同時に最優秀攻撃選手賞にも輝いたマニングは、今季パス659本中450本を成功させると、インターセプトはシーズンを通してわずか10本に抑え、QBレーティングで115.1を記録した。また、開幕戦のボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)戦では、NFLタイ記録となる7本のタッチダウンパスを通した。

 マニングはこれまで、インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)時代の2003年、2004年、2008年、2009年に4度MVPを受賞しており、昨年はミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)のRBエイドリアン・ピーターソン(Adrian Peterson)に次ぐ2位に入っていた。

 マニング擁するブロンコスは2日、NFL王者の座を賭けてシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)との大一番に臨む。勝利すれば、マニングは異なる2つのチームでスーパーボウルを制する初めてのQBとなる。

 コルツ時代のマニングは、2007年にシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)に勝利してスーパーボウルを制したが、2008年はニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)の前に敗れた。(c)AFP