【2月2日 AFP】サッカースペイン代表のW杯優勝と欧州選手権連覇の礎を築いたルイス・アラゴネス(Luis Aragones)氏が1日、死去した。75歳だった。

 アラゴネス氏は、2008年の欧州選手権(UEFA Euro 2008)で44年ぶりとなる主要国際大会での優勝を果たしたスペイン代表の指揮官を務めた。当時、留任の声が多く上がったもののアラゴネス氏は同大会開幕前の決断を固持し、指揮官の座を退いた。

 その後任に就いたビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督の下、スペイン代表は2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で優勝すると、さらに2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)で連覇を達成した。

 スペインサッカー連盟(Real Federacion Espanola de FutbolRFEF)の公式ホームページでデル・ボスケ氏は、「間違いなく、彼がこの素晴らしい成功を収めた時代への道を開いた。われわれのサッカーにとって、悲しき日だ。現代サッカーの歴史の中で、重要な人物を失った」とコメントした。

 アラゴネス氏は、世界を席巻した「ティキ・タカ(Tiki Taka)」というプレースタイルをスペイン代表で実践。さらに、才能を持ちながらも常にそれに沿う成果を挙げられなかったスペイン代表の意識改革を行った。

 さらに、2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れ、その後2008年の欧州選手権予選初戦の北アイルランド戦で予期せぬ敗戦を喫した際、アラゴネス氏はレアル・マドリード(Real Madrid)の最多得点記録保持者のラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)を代表から外す英断を下した。

 国民的英雄の影から解き放たれたダビド・ビジャ(David Villa)とフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)は、2008年の欧州選手権優勝に貢献。ビジャは大会得点王に輝き、ドイツとの決勝でトーレスは決勝点を挙げた。