【1月30日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のシンクタンク、米韓研究所(US-Korea Institute)は29日、北朝鮮がミサイル発射場「西海(ソヘ)衛星発射場(Sohae Satellite Launch Station)」で、新型ミサイルの発射を可能にするための拡張工事を進めているとみられると発表した。新型ミサイルの射程は最終的に、米国にも達する可能性があるという。

 同研究所はウェブサイト「38 North」上で、約2か月前から行っていた衛星画像の分析の結果、北朝鮮は同発射場で道路移動式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「KN-08」に必要なロケットエンジンの実験を行ったとみられることが分かったと発表。

 また、北朝鮮は「将来に実施するより大規模なテストプログラム」に向け、準備を進めている可能性があり、拡張工事には「北東アジアや米国の標的を攻撃できる、より大型の打上げロケットや道路移動式ICBM」に関するものが含まれる可能性があるという。(c)AFP