【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)の男子シングルスで優勝したスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)は、もはや同胞のロジャー・フェデラー(Roger Federer)の陰の存在ではなくなり、いよいよ頭角を現した。

 準々決勝でワウリンカは大会3連覇中だった王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破ると、決勝でも第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を見事に退けた。

 背中の痛みに悩まされていたとはいえ、ナダルを4セットの末に下した28歳のワウリンカにとって、今回が四大大会(グランドスラム)初制覇となった。

 この偉業に加えてワウリンカは、スイス出身選手のランキングでも、フェデラーが2001年から守り続けていたトップの座を奪った。

 2012年のシーズン終了時に世界ランキング17位だったワウリンカは、2013年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2013)4回戦でジョコビッチと5セットの激闘を繰り広げるなど台頭をみせ、最新の世界ランキングでは3位まで浮上した。