【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)は26日、男子シングルス決勝が行われ、大会第8シードのスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)は6-3、6-2、3-6、6-3で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破り、四大大会(グランドスラム)初優勝を飾った。

 ワウリンカは勢いに乗り、第1セットと第2セットを連取した後、第3セットは落としたものの、背中を痛めていたナダルを2時間21分で退けた。

 グランドスラム通算14回目のタイトルを狙うナダルは、負傷で途中棄権するかと思われたが、1セットを取り返して試合を第4セットに持ち込んだ。

 ワウリンカはナダルに対し、これまで12戦全敗を喫していたが、第4セットで王者をねじ伏せ栄冠を手に入れた。

 ワウリンカは、1993年全仏オープンテニス(French Open 1993)のセルジ・ブルゲラ(Sergi Bruguera)以来となる、第1シードと第2シード(ナダルとノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア))を下した選手となった。

 一方のナダルは、過去の全豪オープンでも負傷に悩まされている。2006年大会と2013年大会(Australian Open Tennis Tournament 2013)は大会を欠場したほか、2010年大会(Australian Open Tennis Tournament 2010)ではアンディ・マレー(Andy Murray、英国)との準々決勝で途中棄権し、2011年大会(Australian Open Tennis Tournament 2011)ではダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)との準々決勝で筋肉を痛め、敗北を喫した。(c)AFP/Robert SMITH