【1月14日 AFP】アフリカを歴訪中の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は13日、最終訪問国のエチオピアを訪れ、ハイレマリアム・デザレン(Hailemariam Desalegn)首相と会談した。両首相は会談後の共同記者会見で、南スーダンで数週間にわたり続く戦闘の当事者らに対し、停戦協定に署名するよう呼び掛けた。

 エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Abab)で会談した両首相は、2011年に独立したばかりの南スーダンの安定に寄与していくことで一致。共同記者会見で安倍首相は、南スーダン情勢の安定について両国が緊密に連携し情報交換していくことを、ハイレマリアム首相に確認したと語った。

 安倍首相は、世界の平和と安全およびアフリカ支援は安倍政権の最優先事項であるとして、周辺国からエチオピアに逃れてきた難民支援に1100万ドル(約11億4000万円)の拠出を約束。また、エチオピアの農業分野での開発支援にも480万ドル(約5億円)を拠出すると発表した他、地熱発電施設の建設を計画しているとも明らかにした。

 また、政治および経済面での関係強化をめざし、両国間初の直行便を就航させることで両国は合意した。(c)AFP