【1月14日 AFP】2013年の国際サッカー連盟(FIFA)表彰が13日、スイスのチューリヒ(Zurich)で開催され、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に輝いた。

 2008年に続いて2度目の受賞を果たしたロナウドは、前回まで4年連続で同賞を獲得し、今年も有力候補だったスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)の連覇に歯止めをかけた。

 また、同じく受賞の見込みがあるとされていたドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するフランス代表、フランク・リベリ(Franck Ribery)をもロナウドは抑えた。

 FIFAと共同で表彰式を主催するフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール(France Football)」によると、ロナウドは全体の票の27.99%を獲得し、メッシの24.72%、リベリの23.36%を上回った。

 ロナウドは、涙を流しながら受賞スピーチを行った。

「この感情を形容できる言葉はない。とても嬉しい。チームメートのみんな、そしてここにいる家族にありがとうと言いたい。僕を知っている人は、この賞を獲得するために僕がどれだけを犠牲にしてきたか知っているはずだ」

「間違いなく僕は受賞するに値する。でもメッシとリベリも受賞にふさわしい選手だ」

また、ステージ上に息子を連れて上がったロナウドは「受賞するたび、その時の感情は変わるものだが、今回の2度目の受賞のほうが感激だ。ここ(会場)に母と息子がいるから」とも語った。

 レアルのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長は、ロナウドを褒め称えた。

「ただ言いたいことはただひとつ。バロンドールはクリスティアーノ・ロナウドが受賞してしかるべき賞だ。彼の努力、才能、そして毎日勝ちたいと願う気持ちが認められたということだ」

(c)AFP/Manuel CABELLO DUJO