【1月1日 AFP】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は先月30日、宗教間衝突が続く中央アフリカで、少なくとも2人の子どもが頭部を切断されたと発表した。同国では子どもに対する暴力行為が前例のない水準に達しているという。

 斬首された子どものうち1人は手足も切断されていた。衝突が始まった12月上旬以降で少なくとも16人の子どもが死亡、60人が負傷したという。

 ユニセフの中央アフリカ代表によると、同国では武装集団に徴集される子どもが増え続けており、そういった子どもたちは、むごたらしい報復攻撃の標的になっている。同担当者は、子どもを狙った攻撃は国際法に違反しており、直ちに止めさせなければならないと述べた。

 同国では3週間続くキリスト教徒とイスラム教徒の衝突により約1000人が死亡し、数十万人が避難を強いられており、介入したフランスとアフリカ諸国の軍隊が沈静化に向けて奮闘している。(c)AFP