【1月1日 AFP】ボクシング、WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦が31日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者の内山高志(Takashi Uchiyama)は判定の末3-0(117-110、117-110、117-110)で同級4位の挑戦者金子大樹(Daiki Kaneko)を下し、8度目の王座防衛に成功した。

 3年連続で大晦日の一戦に臨んだ内山はダウンを奪われたものの、金子とのハードヒッター同士の打ち合いを制した。

 2007年12月以降負けのない金子は、10回終盤に左ジャブで内山をロープ際に追い込むと右フックで王者からダウンを奪い、観客から大歓声を引き出した。

 内山は「ダウンは驚きました。でもカウントは分かっていたので、パニックにならず立ち上がった」と振り返った。

 11回に入っても金子は流れを保とうとしたが、内山は攻撃をかわしつつ効果的なカウンターパンチを決めた。 

 リング上で試合後のインタビューに応えた内山は「金子選手は強かった。ザ・男という感じでした。世界王者ですが、良い経験をさせてもらいました」とコメントした。(c)AFP