南極海で立ち往生のロシア船、氷に囲まれて年越し
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■天候回復を待ってヘリで救助
オーストラリア海洋安全局(Australian Maritime Safety Authority、AMSA)は31日、悪天候のためヘリコプターを飛ばすことができなかったため、天候の回復を待って明日にも救助を実施すると発表した。
AMSAによると、すでにショカリスキー号脇の氷上にヘリコプター着陸の目印がマーキングされている。乗組員は今回の救助対象には含まれず、ショカリスキー号に乗っている74人のうち乗組員22人を除く52人を雪龍に搭載されているヘリコプターで救助する計画。
計画では、まずヘリで12人ずつ雪龍に運んだ後、オーロラ・オーストラリス号の22人乗りバージ船で52人をオーストラリス号に運ぶ。
オーストラリス号は燃料補給のため南極にある豪ケーシー(Casey)基地に立ち寄る必要があるため、ショカリスキー号の乗客を乗せて豪ホバート(Hobart)に到着するまで1~2週間かかる見込みだという。
ショカリスキー号に乗っているアンドリュー・ピーコック(Andrew Peacock)医師によれば、乗客たちはいら立ちを感じながらも、諦めて救助を待っているという。努めて明るく振る舞おうと船内のバーでは新年を祝うパーティーも企画されている。(c)AFP/Amy COOPES