【12月31日 AFP】コンゴ民主共和国(旧ザイール)の首都キンシャサ(Kinshasa)など複数の都市で30日に発生した同時攻撃で、同国の治安部隊は激しい銃撃戦の末に70人以上を殺害して武装集団を撃退した一方、治安部隊側にも3人の死者が出た。政府が同日発表した。

 7年前、2006年の選挙でジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)現大統領の対立候補だった宗教指導者ジョゼフ・ムクングビラ・ムトンボ(Joseph Mukungubila Mutombo)師を支持しているとみられる武装した若者の集団が、国営テレビ局と国際空港、軍の本部を同時に攻撃。政府の報道官は国営テレビで「テロリスト39人の身柄を確保、そのうち2人が負傷し手当てを受けている」と述べ、さらに民間人9人が負傷したと明らかにした。

 アレクサンドル・ルバ・ヌタンボ(Alexandre Luba Ntambo)国防相は報道陣に対し、現在は「状況を完全に掌握」しており、捜査中だと述べた。ルバ国防相は同時攻撃の影響を小さくみせようとしたのか、首都の住民の多くは「何かが起きていることに気付きもしなかった」と述べたが、国連(UN)は首都キンシャサや同国第2の都市ルブンバシ(Lubumbashi)、東部の町キンドゥ(Kindu)で起きた暴力行為を受けて同国への派遣部隊に警戒を命じたと明らかにした。

 米ニューヨーク(New York)の国連報道官によると、空港に駐留していた国連部隊が武装集団と交戦、その際に国連側要員の1人が負傷したという。同報道官は、「同国への国連ミッション、国連コンゴ安定化派遣団(MONUSCO)は要員の安全策を講じ、これらの場所の部隊に警戒を促した」としている。(c)AFP/Habibou BANGRE