【12月27日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)中心部で27日、自動車爆弾による強力な爆発があり、国営NNA通信によると反シリアの元財務相を含む5人が死亡、50人以上が負傷した。また周辺のビル10棟あまりが激しく損壊したという。

 爆発で死亡したモハメド・シャタハ(Mohammad Chatah)元財務相(62)は、シリアのアサド政権に反対する与党連合「3月14日連合(March 14)」の会合に出席するため、サード・ハリリ(Saad Hariri)元首相の自宅や首相府などがある市中心部セレイル(Serail)に向かう途中だった。爆発で、セレイル上空には大規模な黒煙が立ち上った。(c)AFP/Rana MOUSSAOUI