規則によると、団体戦の代表はシングルに出場する選手と同一でないといけないとされているため、プルシェンコのコメントはつじつまが合わないとピセエフ氏は言う。それぞれの競技に違う選手が出ることができるのは、負傷があった場合のみとされている。

「しかし選手全員が細かいルールを知っているわけではない。プルシェンコが五輪への出場を願っているのはわかる。すべては彼の体の状態によって決まる」

 ロシア選手権でプルシェンコは、ショートプログラム(SP)で首位に立ちながら、フリースケーティング(FS)で残念な結果に終わり、コフトゥンに逆転された。トレードマークの4回転トーループは失敗し、3回転に終わった。一方コフトゥンは、自身のルーティンで4回転トーループと4回転サルコーも成功させた。

 プルシェンコはロシアで最も著名なアスリートで、ソチ五輪では大会の顔になると思われていた。しかしもしコフトゥンがシングルの代表選手に選ばれた場合、プルシェンコは五輪出場を諦めなければいけないことになる。そしてFSFRは、代表を決めるのは選手ではなく連盟であるという姿勢を明らかにした。

 これまで3度の世界選手権と7度の欧州選手権制覇を誇るプルシェンコは、母国で行われる冬季五輪での復帰を目指して、今年の夏に背中の手術を受けていた。

 フィギュアスケートの団体戦は、ソチ五輪から導入されることになっており、出場国10か国から男女シングルの選手1人ずつ、ペアとアイスダンスの1組ずつが参加する。(c)AFP