■国連はPKO部隊の増強急ぐ

 国連は、油田地帯での戦闘激化を受け、24日に採択された、南スーダンへの国連平和維持活動(PKO)要員の増強を早めると発表した。

 国連南スーダン派遣団(UN Mission in South SudanUNMISS)のヒルデ・ジョンソン(Hilde Johnson)事務総長特別代表はジュバで、増強の第1陣は28日までには現地に到着する予定だと述べた。

■隣国首脳は戦闘終結へ「進展あり」

 戦闘終結に向けた仲介をするため、これまでにもさまざまな要人が南スーダン入りしている。26日には、ケニアのウフル・ケニヤッタ(Uhuru Kenyatta)大統領とエチオピアのハイレマリアム・デザレン(Hailemariam Desalegn)首相が、首都ジュバ(Juba)に入り、キール大統領と会談。エチオピアのテドロス・アダノム(Tedros Adhanom)外相によると、会談では「良い進展」があったという。

 27日には、ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で政府間開発機構(Inter-Governmental Authority on DevelopmentIGAD)の会合が開かれ、さらなる協議が行われる予定だという。(c)AFP/Waakhe Simon WUDU