【12月22日 AFP】オーストラリアのグレッグ・ハント(Greg Hunt)環境相は22日、南極海(Southern Ocean)における反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)と日本の捕鯨船の活動を、豪関税・国境警備局(Customs and Border Protection Service)のエアバス(AirbusA319型機で上空から監視する方針だと明らかにした。

 ハント環境相は「公海で発生する事案の記録が目的だ。双方の衝突を確実に防ぐために常時、監視を行うことになる。また双方に対し、世界が注目していることを明確に自覚してもらうためでもある」と説明した。

 豪政府はこれまで、船舶で日本の捕鯨船とシー・シェパードの抗議船を追尾して監視する方針だった。しかし環境相は、「捕鯨船が活動する広大な海域で監視を行うには、上空からの方が効果的だと考えた」と述べた。(c)AFP