【12月22日 AFP】米コロラド(Colorado)州センテニアル(Centennial)のアラパホー高校(Arapahoe High School)で今月13日に男子生徒が銃を乱射した事件で、至近距離から顔面を撃たれて重体になっていた同校の生徒、クレア・デイビス(Claire Davis)さん(17)が21日、死亡した。事件発生から8日間、生命維持装置に頼る状態が続いていた。

 デイビスさんが入院していた地元のリトルトン・アドベンティスト病院(Littleton Adventist Hospital)がフェイスブック(Facebook)で明らかにしたところによると、デイビスさんは家族に見守られて21日午後4時29分(日本時間22日午前8時29分)に亡くなった。

 事件を起こしたカール・ピアソン(Karl Pierson)容疑者(18)は今月13日、デイビスさんらを銃撃した後、自殺した。地元当局によると、この衝撃的な銃乱射事件の犯行時間はわずか1分20秒だった。

 関係者らの話では、容疑者は事件前、所属していた校内のディベート(討論)チームを辞めさせられており、チームのコーチに恨みを持っていたとみられている。

 ピアソン容疑者は犯行時、散弾銃1丁と多数の銃弾に加え、マチェーテ(山刀)と火炎瓶3本を所持していた。当局によると、散弾銃は今月6日に容疑者がコロラド州法の下で合法的に購入したものだった。(c)AFP