■成功例の報告も

 こうした成功例の1つが、現在8歳になるエミリー・ホワイトヘッド(Emily Whitehead)さんだ。彼女は2012年、急性リンパ性白血病(ALL)のために小児患者として初めてこの実験的治療法を受けた。

 母親のカリ(Kari Whitehead)さんはAFPの取材に「彼女はとても元気にやっている。現在、がんが消えて20か月近くになる。健康状態はこれまでとても良好だ。完全に正常な状態に戻っており、フルタイムで復学もした」と話す。

 エミリーさんは死のふちにあった。2度の悪化を繰り返し、医師らはなすすべがないことを認めた。だが彼女の家族が実験的なT細胞療法について知り、それを試みることに同意したことから、消えかけていた希望の火が再び燃え上がった。

 母親のカリさんは「彼女には他に何も残されてはいなかった」と述べ、「この治療法はエミリーにとって、さらには同じ事を告げられた他の家族すべてにとって、素晴らしいものとしか言いようがない」と続けた。(c)AFP/Kerry SHERIDAN