死亡したケネス・ビセットさんは米コーネル大学(Cornell University)の学生として、留学プログラムでロンドンに滞在していた。1988年12月までに米国に帰国する予定だったが、友人たちがビセットさんのために21歳の誕生パーティーを開催することになり、爆破された103便に乗ることになった。

「ある日、ノックがあって、ドアを開けるとそこに背の高いハンサムな紳士がいて、『こんにちは、きっとあなたはぼくのお母さんだね』と言う。そんな希望と夢を持っていた」と、キングエッカーズリーさんは語った。

 パンアメリカン航空機爆破事件から25年となる21日、スコットランドやロンドン、米国では追悼式典が行われる。(c)AFP