<菅付雅信:新連載「ライフスタイル・フォー・セール」>第五回:オーガニック革命が提案する「意識の高い資本主義」
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■「スーパー」が退屈な場所ではなくなった
こうしたスーパーは、店内のユニークさも人気理由のひとつといえるだろう。トレーダー・ジョーズでは、それまでのスーパーでの買い物の概念を覆すような、ある種のテーマパーク的商業空間の演出に成功している。その秘訣について、事業構想大学院大学のブログでは次のように述べられている。
「トレーダー・ジョーズが人気の理由は、ユニークな店舗の運営方法だ。店員は乗組員と呼ばれ、アロハシャツを着て働く。インテリアは南太平洋をモチーフにしており、店全体がリラックスした雰囲気だ。レジにはベルが置かれ、乗組員が他の上司(一等航海士と呼ばれる)を呼ぶときにはベルを鳴らす。買い物客がワクワクするような雰囲気の中、他社より高収入な乗組員達は、活き活き働いている。マネージャーは(キャプテンと呼ばれる)年収一千万円以上を稼ぐ。チラシの使い方も独特だ。「大胆不敵のチラシ」という名前がつけられ、価格表記を一切しない。低価格をアピールするのではなく、魅力的な自社商品を訴求するためのメディアとしてチラシを位置付けているからだ。かといって、高級食材ばかりを売っているわけではない。オーガニック食品の最大の弱点である価格は手ごろな値段に抑えられている。(中略)品揃えにもこだわりを見せる。店には、牧草の香りがするという春にしか作れないチーズや、炒めた玉ねぎ入りのイングリッシュチェダーチーズなど、他社ではなかなか見ることのない斬新でユニークな、美味しい食品が並ぶ。4人のトップバイヤーが世界中を歩き回り、このセレクションが実現しているのだ。彼らが大切にしているのは「素晴らしい食品+素晴らしい価格=バリュー」という理念。バリューの実現に情熱を燃やし、フレンドリーで温かいスタッフを通して提供している」
※参考資料5:https://www.facebook.com/jigyokoso/posts/508095172540463
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