【12月13日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)南郊の街サンベルナルド・ド・カンポ(Sao Bernardo do Campo)にある、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VolkswagenVW)の生産工場では、同国でコンビ(Kombi)の愛称で知られる「ワーゲンバス」の製造を20日に終了する。

 1957年以降、同工場では156万台のコンビを生産してきたが、ブラジルで来年から施行されるアンチロック・ブレーキやエアバッグといった装備の義務付けに伴い、世界で唯一、同車の生産を続けていたこの工場も、かつて一時代を築いた「ワーゲンバス」の生産を終了することを決めた。(c)AFP