【12月3日 AFP】13NFLは2日、第13週の1試合が行われ、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)は34-7でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)を下し、一番乗りでプレーオフ進出を決めた。

 ラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)が3つのタッチダウンパスを成功させてチームを勝利に導き、シーホークスはシーズン成績を全チームトップの11勝1敗に伸ばした。また、ホームにおける連勝記録を14に伸ばした。

 ウィルソンは30本中22本のパス成功で310ヤード、ランで47ヤード獲得した。

 また、シーホークスはセインツのエース、QBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)を終始抑え込み、27-7とリードして前半を折り返した後は相手に得点を許さなかった。

 ブリーズは38本中12本のパス成功でわずか147ヤードしか稼ぐことができず、200ヤード以上を記録した連続試合数は43でストップ。ダン・フォウツ(Dan Fouts)氏が樹立した連続45試合というNFL記録に並ぶには至らなかった。

 現在ナショナル・カンファレンス(NFC)首位に立つシーホークスはこの試合でプレーオフ進出を決めたが、これから2勝差で追うセインツとカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)と残る4試合でシード順位を争うこととなる。第1シードが確定すれば、プレーオフ最後まで本拠地で戦うことができる。

 また、NFC西地区では3ゲーム差でリードしているシーホークスは、9日の次戦でサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)と対戦する。シーズン成績8勝4敗で同2位のフォーティナイナーズにここで勝利した場合、シーホークスの地区優勝が決定する。

 一方、敗れたセインツはシーズン戦績9勝3敗で同じNFC南地区のパンサーズと並んだ。両チームは今後3週間で2度の直接対決を控えており、南地区優勝を争う。

 現在カンファレンス2位タイのチーム同士が地区優勝を争っていることから、勝った方のチームが少なくとも第2シードを獲得する可能性が高い。第2シードまでのチームはプレーオフ1回戦が免除され、カンファレンス準決勝を本拠地で戦うことができる。(c)AFP